月別アーカイブ: 2019年7月

小暑 温風至(あつかぜいたる)

二十四節気】小暑(しょうしょ)7/7~7/21頃
この頃から日は短くなり始める一方で、梅雨明けの夏本番を迎えます。小暑と次
の大暑の間を景気と呼び、風習として「暑中見舞い」や「お中元」を送るのもこ
の頃。七夕など昔から現代まで続いている風習と、なくなっていく風習。その線
引きは何でしょうか、、、

【 七十二候 ・初候 】温風至(あつかぜいたる) 7/7〜7/11頃
気候の変化を区分けした二十四節気とは違い、動植物の登場を季節の移り変わり
の目安にされていることが多い七十二候ですが、昔の人もさすがにこの時期は熱
風の存在をあげずにはいられなかったのでしょうね。

この時期の旬といえば「鱧(はも)」や「すもも」。日出町は鱧の産地であり、
毎年<はも祭り>があるようですが、今年はいつ頃でしょうか。できたら大神
漁港の過去の朝市で提供された 鱧の唐揚げ、はものしゃぶしゃぶ、鱧カツバー
ガーを食べてみたいものです!!

自家製うめシロップのソーダ割、180円(税込)で本日より提供しております。
よく漬かって美味しくできましたので、ぜひ飲みにいらしてくださいね^^

暮らしの愛用品

「 小鹿田焼 」

味わい深く民藝の器として多くの人に知られる小鹿田焼(おんたやき)。
飛び鉋(かんな)と呼ばれる金属製の薄いヘラで付けた削り模様や、刷毛を用い
て作る幾何学的模様が特徴的で、日用の美を追求しながらもしっかりと自然と日
常に溶けこむ使いやすさがあります。

お店をオープンする前に買い付けに訪れた小鹿田焼の里、皿山地区で守られる伝統
と風景はとにかく素晴らしいので、その時の様子は改めてお伝えしたいと思います。

食卓にあるだけでその日のご飯がおいしく楽しい気分になる小鹿田焼の器たち。
その使いやすさと味わい深さが大好きで私もかなり愛用しています。

お店にはだいぶ売れてしまって少なくなりましたが、7寸丸鉢やすり鉢には、肉
じゃがやポテトサラダなど普段のおかずをざっくり盛るだけで食卓に味わいが増
します。

ころんと小さめのフリーカップは、そばちょこやお湯のみ、ちょっとした副菜を
入れたり、何にでも使えます。

墨が泳いだような豆皿は一点一点模様が違っていて、何とも渋くぐっときます。
私はこれに、クロモジの楊枝を添えて羊羹をのせてお茶を楽しみたいと思って
います。

時折無性に訪れたくなる小鹿田焼の里、日田・皿山地区。また新たに買い付けに
行けたらと思います。

夏至 半夏生(はんげしょうず)

【 二十四節気 】夏至(げし)6/21頃~7/6頃 
【 七十二候・末候 】半夏生(はんげしょうず)7/2〜7/6頃

もう夏至の末候となり、次は梅雨が明ける小暑となるはずですが、梅雨明けは
まだまだ先になりそうですね。半夏とは、カラスビシャクという畑に生えてく
る雑草のことで、漢方薬の材料にもなり、それが生えてくる頃をいいます。

先日漬けた梅がいい頃合いになってきました。冷凍してから梅を砂糖漬けする
とエキスがでやすいようで、ひとつだけ試したものは色味が濃くエキスがよく
でているようです。さてお味は〜、、、もう少しで梅ソーダがメニューに加え
られそうです!^^

お店のこと

お店を少し模様替えしました。

店内を少しだけ配置換えいたしました。先日とっても渋く味のある水屋箪笥をい
ただいたので、それを活かしたいと思いながら、やっとお店の模様替えができま
した。墨色のいぶし銀が仲間入りです。

ループシングスの古家具たちは、お世話になっている方にいただいたり、日出町
のコンデンスさんで購入したりと巡り巡りやってきたものばかりです。重たいも
のを2階までお運びいただいたみなさまには改めて感謝です。

今週もクロシェットデボアさんが店内のところどころに装花してくださいました。
薄紫のあじさい、ヤマゴボウ、ふさすぐり。水々しく生き生きと、それぞれに可
愛く見ていて嬉しくなります。今回も素敵な装花をありがとうございました。