ブログ・よみもの」カテゴリーアーカイブ

夏至 半夏生(はんげしょうず)

【 二十四節気 】夏至(げし)6/21頃~7/6頃 
【 七十二候・末候 】半夏生(はんげしょうず)7/2〜7/6頃

もう夏至の末候となり、次は梅雨が明ける小暑となるはずですが、梅雨明けは
まだまだ先になりそうですね。半夏とは、カラスビシャクという畑に生えてく
る雑草のことで、漢方薬の材料にもなり、それが生えてくる頃をいいます。

先日漬けた梅がいい頃合いになってきました。冷凍してから梅を砂糖漬けする
とエキスがでやすいようで、ひとつだけ試したものは色味が濃くエキスがよく
でているようです。さてお味は〜、、、もう少しで梅ソーダがメニューに加え
られそうです!^^

夏至 菖蒲華(あやめはなさく)

別府市:神楽女湖・花しょうぶ

【 二十四節季 】夏至(げし)6/21頃~7/6頃 
【 七十二候 ・次候】菖蒲華(あやめはなさく)6/26〜6/30頃
あやめの花が美しく咲く頃です。
とても見分けがつきにくいとされる、<あやめ>と<しょうぶ>は漢字で書くと、
どちらも「菖蒲」。
また「いずれがあやめ、かきつばた」といわれるように、杜若(カキツバタ)も
またアヤメと見分けがつきにくいとされ、ますます見分けるなんて無理そうです。
写真は神楽女湖に咲くショウブの花です。6月初旬のまだこれから満開といった
ところですが、由布岳をバックに紫のグラデーションがとても綺麗でした。

日出町:日出若宮八幡神社

さて、昔からこの時期の行事とされていたのが、
<夏越えの祓え(なごしのはらえ)>の「茅の輪くぐり」。
六月末日は大晦日に対応する「大祓え」の日で、各地でけがれや厄災を祓う
神事が行われます。

チガヤを編んだ茅の輪をくぐって厄を祓う「茅の輪くぐり」を日出町では
日出若宮八幡神社で行うことができます。
ループシングスもお清めに茅の輪をくぐりに行ってまいりました。
節目節目を大事にする日本の習わし、、、けっこう好きです。

店主のブログ

空のような湖のような

今日は見えるはずの大分市も別府市も海面から続く入道雲に隠され、
飛行機から見える空の上にいるような、全く波立たない水面は湖のようにも
見える別府湾です。

そして、海面からぴょこんと頭を出した岩。それは古く昔、港町で栄え大地震で
一夜にして沈んでしまった瓜生島とともにあった島々の一部かもしれず、、、
その記録が定かでないことから、瓜生島は謎多き沈島伝説として語り継がれて
いるようです。

もし本当にかなり大きな島々が、一夜にして沈んでしまったとしたら、、、
ひっそり佇む物言わぬ岩に何かを感じずにはいられず、毎日岩の出具合を
見つめている私です。。。

※瓜生島とともにあった久光島の一部と書いてしまいましたが、どの島の一部かも
そもそも島があったかも定かでないので修正いたしました。
ますます、瓜生島伝説について調べてみたくなりました。


夏至 乃東枯(なつかれくさかるる)

二十四節季】夏至(げし)6/21頃~7/6頃
一年のうちで一番日が長く、夜が短いとされる日。これから夏が始まろうか
としていますが、ここからまた日は短くなっていくから不思議ですね。

【 七十二候 ・初候 】乃東枯(なつかれくさかるる) 6/21〜6/25頃
乃東とは、うつぼ草という山野に生えている草本で、夏枯草とも呼ばれています。
草木が繁茂する中でその花は枯れて黒くなる時期ということです。

ループシングスは海と山に囲まれた日出町にあります。山の緑はますます濃くなり、
毎日見ているのに本当に綺麗だなあと癒されます。別府湾もこれから夏にかけてま
すます青くなるそうで、その青が本当に綺麗とのこと。時間によっても潮の流れが
マーブル模様に見えたり、本当に自然の景色は飽きないですね。

毎週クロシェットデボアさんが店内の季節の植物を装花してくれています。
今回は、みなさん懐かしいと言ってくれるぐみの木に淡い色の紫陽花とヤマゴボウ、
ブルーベリーなどを追加して飾ってくれました。

淡い色の紫陽花にのびのびとした動きのあるヤマゴボウがなんとも言えずいい表情と
なって店内を彩ってくれています^^

< 本日6/22(土)、クロシェットデボアさん 田の湯マーケット出店中 >
別府アライアンスタワーにて10時〜14時半まで。
生花のミニブーケ・季節愛でるお花のカードなど販売されています。
ぜひ遊びに行かれてみてくださいね。

芒種 梅子黄(うめのみきばむ)

二十四節気 】芒種(ぼうしゅ)6/6頃~6/21頃
稲や麦など穂のもつ穀物の種を蒔く時期とされており、湿気をおびてくる梅雨入
りの時期でもあります。

【 七十二候 ・末候】梅子黄(うめのみきばむ) 6/16〜6/20頃
梅の実が熟す頃の雨ということから「梅雨」になったとも言われ、黴(カビ)が生え
やすい季節なので、「黴雨(ばいう)」と書くこともあったそうです。
昔の人は、身近に育つ植物の小さな変化から四季や気候の移ろいを感じ取ってい
たんですね。

さて、ループシングスではレモンに続き、ウメの自家製シロップを仕込み中です。
じめじめ梅雨で体がだるく時期に、酸味で疲労回復!と行きたいところです。

家の庭にもうすぐブルーベリーの実が熟してくるので、お店で「ブルーベリー
スムージー」をお出ししたいなと思案中です^^

それにしても、大分の梅雨入りはどこへいったのでしょうね〜。。。

店主ブログ

〜 何気ない日々のこと 〜

いただいた旬の果物「びわ」、、、帰って食べようと楽しみにしていたのに、

小さいひと房のみとなっていました。。。美味しいものはなくなるのがいつも早い、、、

田舎に帰ってきてからびっくりしたこと。とにかく旬の果物や野菜、お魚をいた

だくことが多くて、いつも玄関先にど〜んと気前よく置いていってくれるのです。

本当にみなさん育てるのが上手く立派なものばかりです。旬なものを旬な時期に頂き

食することのできる幸せを噛みしめる田舎暮らしの日々です。

そろそろ、庭先で七輪で色々と焼いてビールをぐびっといっぱいが最高の季節となりました^^

庭のヒメシャラの木に咲いた小さく白い花。葉っぱの下に隠れるように控えめに

咲く花に、「謙虚になりなさい」と囁かれたような、、、まさに謙虚でなかった

出発前の朝でした。

芒種 腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)

季節の植物:紫陽花・ぐみの木・スモークグラス・ドウダンツツジ
鮮やかな紫の紫陽花ごしの垂れ下が赤いぐみの実がとてもかわいい、、、
【装花:Clochettes des bois(クロシェットデボア)さん】

二十四節気 】芒種(ぼうしゅ)6/6頃~6/21頃

【 七十二候・次候 】腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる) 6/10〜6/15頃

「芒種」
稲や麦など穂のもつ穀物の種を蒔く時期とされており、湿気をおびてくる梅雨入りの時期でもあります。

「腐草為蛍」
ホタルが暗闇に光を放ち飛び出し湿気と蒸し暑さが増してくる頃。
「腐草はくされたる草なり。暑さに蒸されて蛍を生ず」と記録書に残されているそうで、腐った草が蒸れてそれが「蛍になる」という表現に、昔の人の言葉遊びや音に込める趣きを感じずにはいられません。

今年はまだ九州北部の梅雨入りは遅く、珍しくからっとした涼しげな日々が続いており、
そのせいか家の横に流れるどぶ川(どうやら水がきれいになったらしく)に現れるはずの蛍を今年はまだ見ることができません。

ただ先日、由布院でホタルとともに蛍見神楽を見ることができました。真っ暗闇の中ふわふわと蛍が飛び立つ川辺を歩き、段々と近くお囃子の音。お神楽好きの血が騒ぎつい勇み足で神楽舞台へ。

夜の中で舞う神楽はやはり幻想的でこれからますます神楽を楽しめる季節になり、適度な梅雨と爽やかな「日本の夏!!」を過ごせたらなあと願うばかりです。



芒種 蟷螂生(かまきりしょうず)

【 二十四節気 】芒種(ぼうしゅ)6/6頃~6/21頃

【 七十二候 ・初候】蟷螂生(かまきりしょうず)6/5〜6/9頃

「芒種」

稲や麦など穂のもつ穀物の種を蒔く時期とされており、湿気をおびてくる梅雨入りの時期でもあります。

「蟷螂生」

カマキリが孵化する頃。稲や野菜には手をつけず、害虫を捕まえてくれるとされるカマキリ。農業をする人々にとってはありがたい昆虫として暦の名称にも登場したのでしょうか、と暦の成り立ちを考えるのもまた面白い気がします。

店内には今が旬の葉ものの植物を

お花教室をされているclochettes.des.boisさんが

素敵に飾ってくれています。

・スモークツリー

・ドウダンツツジ

・ユーカリ

立体的な緑の濃淡がとっても心地よく目の保養になります。

ぞれぞれの植物をいかした生け方ができたらいいですよね。