雨水 うすい


【 二十四節気 】(一年を15日ごとにわけたもの)
雨水 うすい  2月19日〜3月5日頃

【 七十二候 】(二十四節気をさらに5日ごとにわけたもの)
初候 / 土脉潤起 つちのしょううるおいおこる 2月19日頃〜・・・冷たい雪が温かい春の雨に変わり、大地が潤い始める。寒さも緩み、眠っていた生き物たちももうすぐ目覚める

次候 / 霞始靆 かすみはじめてたなびく 2月24日頃〜・・・ 霧もやもやで遠くの山や景色が美しく、豊かな表情を見せる、かすみとは春に出る霧のことで、夜の霞は朧(おぼろ)という

末候 / 草木萌動 そうもくめばえいずる 3月1日頃〜・・・ やわらかい春の日ザリの中、潤った土屋草木から、淡い緑に色づく新芽が芽生える


二十四節気では”立春”が過ぎ「雨水 うすい」 へと変わりました。季節の始まりとも言える”立春”をすっかり飛ばしてしまいましたが、雨水は山の雪や氷が溶け出し水になる「雪解け」のころ、昔から暮らしの中では「農作業の準備」の合図でもあるようです。

三寒四温を繰り返し、段々と寒さが和らいでくる時期でもありますが、春の芽吹きも日毎に感じられるようになりました。

家の小さな畑には、ところどころ蕗(ふき)のとうができていたので今年は早めに収穫して母が天麩羅に。毎年収穫が遅くなり、ちょっとえぐみが強いけどまあ美味しいねと食していたのですが、ちゃんと食べ頃を狙って早めに収穫したら別物のように美味しかったです。旬な食べ物の旬な味わいは一瞬を逃さず収穫しないといけないのですね。野菜や旬なものを一番美味しい状態で出荷してくれる農家さんに改めて感謝の念が湧いてきます。秋冬に旬の蓮根も、この時期は天麩羅にするととっても美味しいですよね。



なんとなく食べ過ぎはいけないのではと思っていた”ふきのとう”。実はのあの苦味の生分「ペタシン」がガン抑制に効果があるという記事を見かけました。これは心置きなく、、、と思いましたが、まあ何でも食べ過ぎはよくないですね。



お店には、梅の花が出回っていたので活けてみました。もうすぐ桃の節句、日出町にもひな飾りが一般公開され、各店ではひなまつり限定メニューなどが召し上がれるそうです。今日からみなさん3連休、残念ながらお出かけ日和とはなりませんが、日出町にお越しの際は、当店にもお寄りいただけたら嬉しいです。