【 二十四節気 】
大雪 たいせつ 12月7日頃
【 七十二候 】
初候 / 閉寒成冬 そらさむくふゆとなる(12/7 頃)
・・・天地の気が塞がれ、冬がおとずれる頃
次候 / 熊蟄穴 くまあなにこもる(12/11 頃)
・・・ 熊が冬ごもりの時期に入り、穴にこもる頃
末候 / 鮭魚群 さけのさかなむらがる(12/16 頃)
・・・ 鮭が川を遡上する頃
二十四節気は小雪(しょうせつ)から大雪(たいせつ)に変わりました。山々は雪で覆われ、本格的な冬の到来。さかんに雪が降り積もる頃とされていますが、今週末にいたっては、気温が20℃になるところもあるとか。九州は昨年クリスマスの頃に雪がふりましたが、今年はどうでしょうか。クリスマスやお正月の準備に大掃除、忙しさが増す師走。うかうかしてるとあっという間に年を越してしまいます。
さて、大掃除といえば年末というイメージがありますが、そのルーツとなった「煤払い」は12月13日だそうです。新年の神様である「年神様」をお正月に迎えるために1年分の汚れを落とす行事「すすはらい」。ニュースでよくお寺の僧侶たちが横一列にまっすぐ並んで、端から順に叩いていくというのをよく見ますよね。
12月に入ると急になんとなく掃除に目が向いてきて、少しずつ普段やらないところの掃除や整理などむくむくとやる気が湧いてきます。そして、掃除道具や洗剤なんかを新調したり、ついつい買いすぎてしまったり、、、掃除道具も使い続ける道具と使わなくなる道具と必ずあるのですが、みなさんはどうでしょうか。
最近はアナログな道具や手法が結局いいかもと思うことが多いのですが、例えば”ほうき”は部屋でも庭でも、お店でも、床用やテーブル用やいろんなタイプのほうきが何本もありますが、使い分けてほとんどのほうきを使っているような気がします。コンセントも充電もいらず、さっと使えて手の動きに合わせてこまかい動きができて、なんて優れものなんだと思うのです。天然素材のほうきは、出しっぱなしでも壁などにかけてインテリアにも馴染みますしね。
アナログな掃除の手法といえば欠かせないのではと思うのが新聞紙。つい先日換気扇のフードを掃除したのですが、新聞紙を丸めて水と重曹で拭き取ると、一度にとはいきませんが何回か繰り返すと、べとべとぎとぎと油がとっても綺麗になります。とくに新聞紙のインク多めなところで拭き取ると汚れがよく取れて、新聞紙って本当に色々と使えて便利ですよね。
学生の頃、学校でも普段の掃除とは違う「大掃除」があった気がするのですが、窓ガラスを水で濡らした新聞紙でふいていた記憶が思い出され、記憶力のない私がなぜかあの場面だけ断片的に記憶として鮮明に残っているのが不思議です。きっと「新聞紙よく取れる〜!」と今と変わらない小さな感動をしただけの何のエピソードもないただの記憶だったような気はします。現代の学校の掃除でも新聞紙で汚れをとっていたりするのでしょうか。
それにしても、先日のように手袋をするのを忘れて手がインクで真っ黒になるのだけは避けたいと、次回には必ず思い出したい記憶としてインプットしたいと思いました。
掃除の話なのか記憶の話なのか今回も脈絡のない話になりましたが、せっかく湧いてきた掃除のやる気が消えてしまわないうちに、目を背けていた箇所に取りかかり、清々しく気持ちよく「年神様」をお迎えしたいと思いました。