立冬 りっとう

【 二十四節気 】
立冬  りっとう 11月8日頃

【 七十二候 】
初候 / 山茶始開 つばきはじめてひらく(11/8 頃)・・・さざんかが咲き始める頃
次候 / 地始凍 ちはじめてこおる(11/13 頃)・・・ 大地が凍り始める頃
末候 / 金盞香 きんせんかさく(11/18 頃)・・・ 水仙の花が咲き始める頃

暦の上では、8日から「立冬」となりました。朝晩の冷え込みが増し、日中の日差しも弱まり、木枯らし1号が吹いて、これから冬が始まりますよ〜っという季節のお知らせの頃。ラジオでは、紅葉のお知らせをしていたかと思ったら「こたつ開き」の話もでてくるくらい朝晩の冷え込みをすごく感じるようになりました。


とはいえ、大分の紅葉の見ごろはこれから。写真は数年前紅葉の時期に行った志高湖と富貴寺。山全体が色づく東北の紅葉には敵いませんが、悠々自適な白鳥を横目に色づく木々を見ながら湖を一周するのもなかなかよいものです。とくにこの時期、ふかふかの落ち葉の上でのキャンプは最高です。

九州最古の木造建築物であり国宝に指定されている富貴寺、上を見れば色づくいちょう、下を見ればいちょうの絨毯、紅葉の時期のライトアップは本当に見事です。まだまだ大分に帰ってきてから見れていない紅葉の名所、耶馬溪や文殊仙寺、岡城跡や用作公園などなど、、、見たいところがたくさんです。

大分の紅葉すでに終わっているところも、、、
実は立冬に入った8日、とても久しぶりに久住山に登ってきました。残念ながら紅葉の時期はすっかり過ぎており冬の色でしたが、風もなく登山日和な暖かな日差しと気候で、とても気持ちの良い登山を楽しめました。4年前の由布岳に続く何十年ぶりかの大分の山、久住山。

自分的には由布岳の方がきつく感じましたが、標高は久住山の方が200mも高い。一気に上り詰める由布岳とのぼり下り平坦な道も多い久住山、その違いなのでしょうね。ちなみに大分で一番高い山は、久住山のお隣の「中岳」。九重連山に属する山が標高の上位に入っています。どうりで紅葉シーズンもひと足早いわけですね。

どちらにしても山登りの楽しみは、自然の景色と達成感、そして山の上で食べるカップヌードルと帰り道の温泉。どの山を登ってもこれは格別だと改めて再認識した大分Uターン後のたった2回目の登山日、、、なんだか一年に何回も登ってるような口ぶりですみません。。。山登りは年に1、2回ペースが自分の体力的にもちょうどよさそうだとも再確認しました。ところでそんな標高の高い山に、色々な方面からたくさんの園児たちが登っていたことに感心、そしてず〜っと元気。小さい体でそのエネルギー、どこに蓄えているのかと本当に驚きでした。いいですね、山の上で子供の声、元気をもらいます。


さて、立冬の初候「つばきはじめてひらく」とありますが、椿の仲間のさざんかが中でも先立って咲くのだそう。花の形状も違いますが、大きく違うのは椿は花首からぽとっと落ち、さざんかは花びらが散っていく、、、どちらも近くで咲いているのに、言われてみればそうかもとしか気づいていませんでした。今度はそんな違いにも気を留めて、椿とさざんかを見てみようと思いました。